在宅ワークをするのに資格って必要?仕事がやりやすくなる、有利な資格や検定ってある?
と、気になっていませんか?
こんにちは。フリーライターのnakaです。
これから在宅ワークをするにあたり、何か資格を取ってみようかなと考えている人や、おうち時間を有意義に使って資格取得の勉強をしよう!と思っている人も多いですよね。
結論からいうと、在宅ワークに資格はいりません。
在宅ワークに限らず、どんな仕事でも大事なのは経験と実績ですからね。
でも、その経験と実績を積むスタートラインに立つにあたって、ちょっとした資格や検定って結構便利です。
この記事では、在宅ワークに多い職種別で全15種の資格・検定をまとめています。興味のある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
※情報は2021年2月のものです。
IT系の在宅ワークにおすすめの資格
早速、当サイト【Cozy Home】がおすすめする、在宅ワークに有利な資格を見ていきましょう!まずはIT系在宅ワークに人気の資格です。
基本情報技術者試験
独立法人の情報処理推進機構が実施している、ITエンジニアの登竜門といわれている国家試験です。
2001年から始まり、これまでの応募者数は約17万人。合格率は25.7%となっています。なかなかレベルが高い印象ですが、同機構の情報処理技術者試験区分では、スキルレベル2です。つまり、基本の基本といった技術試験なんですね。
基本的な知識があり、本格的に技術者としてスキルアップしたい人におすすめ!
情報処理技術者の国家試験は全部で13種あり、もっとも高度な情報処理安全確保支援士は国家資格となっています。
MOS
MOSは、マイクロソフトオフィススペシャリストの略。簡単にいうと、Microsoftのオフィスソフトに関するスキルを証明する資格です。
Word、Excel、PowerPointなどですね。すでに独学で使いこなしている人は、得意な分野で挑戦してみるのも良いかもしれません。
MOSはMicrosoftが公式に発表している国際資格なので、海外でも通用します!
全国一斉試験と随時試験があり、仕事やプライベートのスケジュールに合わせて受けられるところもメリットです。
参考:MOS公式サイト
ウェブデザイン技能検定
Webデザインというとクリエイティブ系の技術が必要?というイメージもありますが、IT業界でいうWebデザインとは、HTMLやCSSなどの技術も含めた全体的なスキルが必要になります。アート的な要素だけではなく、インターネットスキルすべてに通じる内容ですね。
ウェブデザイン技能検定は特定非営利活動法人のインターネットスキル認定普及協会が実施する、国家試験になります。
3級は誰でも受験可能ですが、2級以上は実務〇年以上や学歴といった受験資格が必要。かなり本格的で、それなりにハードルも高いです!
基本的な知識を身につけていてすでに仕事をしている人なら、3級取得はそれほど難しくないと思いますよ。
PHP技術者認定試験
サーバーサイドプログラミング言語シェア82.5%を誇る、ごぞんじ「PHP」。コーポレーションサイトやECサイトの構築に使用されることが多く、ニーズが高いのでPHPプログラムを使えるなら資格を取得しておくと就職にも有利です!
初級→準上級→上級と3つのレベルがあり、上級試験で90点以上の結果を出せた場合、さらにPHP技術認定ウィザードの審査を受けることができます。
民間資格ですが、PHP自体の認知度も需要も高いので、自分のスキルを証明するにはとても便利ですね。
独学で受験をする人も多いPHP技術者認定試験。上級になると、かなり難易度が高いようです!
クリエイティブ系の在宅ワークにおすすめの資格
続いては、クリエイティブ系ワーク。デジタルイラストや画像・写真加工に興味がある人はどうぞ!
Illustrator/Photoshopクリエイター能力認定試験
「イラレ」「フォトショ」の愛称でおなじみの、イラスト作成ソフト&画像編集ソフトの技術試験。すでに使いこなしている人も多いでしょうが、認定資格を持っていれば未経験者でも仕事を見つけやすいのではないでしょうか?
どちらも基本知識の他、課題作品をデータ提出する形になります。知識だけではなく、実際に使えるスキルがあるかどうかを問われる試験です。
趣味で使っているレベルでも、勉強して資格を取得すれば仕事に結び付けられる可能性が高くなります!
どちらも、スタンダード試験とエキスパート試験に分かれています。まずはスタンダード試験からチャレンジしてみましょう!
Adobe Certified Associate CC 2020
こちらも同じIllustrator/Photoshopですが、Adobe Certified Associate CC 2020(ACA CC 2020)は同ソフトを提供しているアドビの認定アソシエイト試験です。
大手アドビによる世界共通の国際資格なので、Illustrator/Photoshopクリエイター能力認定試験と比べるとグッと格が上がった感じがしますね。
Illustrator CC/Photoshop CC試験という名称で知っている人も多いかもしれませんね。こちらは2020年末で終了し、現在はACA CC 2020という新しい試験になっています。
せっかくなら世界で通じる資格を!と考えている人は、検討してみましょう。
参考:ACA公式サイト
ライティング系の在宅ワークにおすすめの資格
特別なスキルやセンスがなくても、本数をこなせばできるようになるのがWebライティングのメリット。と同時に、競争率が高い業種なので資格があれば1歩リードできるかも!?
日本語検定
特定非営利活動法人の日本語検定委員会が実施している、日本語検定。文字通り、日本語を扱う能力を証明する検定です。
漢字、文法、言葉の意味など基本的なことから、語彙力や正しい敬語の使い方まで、幅広く出題されます。読解力を試される長文問題などもあるようですよ。
文章力は書いているうちに身につきますが、日本語力は学ばなければ身につきません。言葉を扱うプロのライターなら、持っていても損はない資格ですね!
日本語検定は1~7級まであり、1級は社会人上級レベルです。自分がどの程度の日本語スキルを持っているのか、腕試しをしてみるのも良いですね。
SEO検定
SEOとは「検索エンジン最適化」、つまりネット上で情報を探している検索者にとってもっとも有益な情報をトップに表示するシステムのことをいいます。特定のキーワードで作成したページを、いかに検索上位に表示させることができるか、という知識を持つことがWebメディアにとって非常に重要なことなんですね。
私は独学でSEOの勉強をしたので、せっかくだから検定試験受けてみたい!と思っていました。でも、忙しくて先送りにし続けています…。
SEO検定試験は、その知識を証明するものになります。Webライターの仕事は、ただ文章を書くだけではなくて記事構成や見出しを任されることもありますから、高単価の仕事に狙っていきたいなら、SEO検定はかなり役立つと思います。
校正技能検定
執筆だけではなく、ゆくゆくは校正者・編集者としても活動していきたいと思っているライターにおすすめなのが、校正技能検定です。日本エディタースクールのコースを修了しなければ受験資格を得られませんが、初級は単位のみで取得できます。
平日、夜間、土日のみ、通信と4つのパターンで講座を受けることができ、コースも充実しているので学びがいがありそうですね。
ただし、中級上級の試験は関東/関西の2ヶ所の会場のみ。遠方に住んでいる人には、ちょっと厳しそうです。
参考:日本エディタースクール
翻訳系の在宅ワークにおすすめの資格
語学力を活かした在宅ワークがしたい!と思っている人におすすめなのが、翻訳の仕事です。こちらもスキルレベルがはっきりわかる肩書があれば、仕事が見つかりやすいでしょう。
TOEIC
英語力をわかりやすくスコアで表してくれるのが、TOEICです。級を取得する試験ではなく、自分のスキルを数値化するだけのものですね。
世界共通というところも、これからの時代には大きなメリットになりそうです。
TOEICのスコアは〇点です、というアピールも可能!もともと英会話ができる人なら、チャレンジしてみても良いのではないでしょうか?
英語能力を証明する試験には英検もありますが、こちらは日本国内限定の検定なので、英語スキルを活かして仕事をするならTOEICの方がおすすめです。
JTA公認翻訳専門職資格試験
英語に限らず、さまざまな言語の翻訳能力検定を受けられるのが、日本翻訳協会(JTA)の資格試験です。インターネットによるオンライン受験のため、国内外問わずどこからでも受験することができます。
基礎試験、出版翻訳、ビジネス翻訳、各国言語と幅広く対応しているところがメリットです。
受験対策テキストやオンラインセミナーなど、サポートも手厚い印象です。
スキルを活かしてすぐに働きたい人も、これから翻訳家を目指したい人も、まずはチェックしてみましょう。
マネー系の在宅ワークにおすすめの資格
今後ますます需要が伸びていきそうな、マネーアドバイザー系のお仕事。こちらは資格必須というケースが多いです。
ファイナンシャルプランナー
「家計のホームドクター」とも呼ばれる、ファイナンシャルプランナー。個人や家庭の資産設計や資金計画をアドバイスするお仕事です。
1級から3級までのファイナンシャル・プランニング技能士の他、世界共通水準であるCFP認定者まで目指すことができますよ。
FPは自分の人生設計にももちろん役立ちますし、仕事にもできる、マネー業界ではかなり強い資格ですね!
難易度は高めです。しっかり対策をして挑みましょう!
参考:NPO法人 日本FP協会
日商簿記
原価計算から経理、会計まで幅広く活用できる資格が、日商簿記です。業務に役立てるだけではなく、いずれは税理士や会計士としてフリーで仕事をしたいと考えている人にもおすすめです。
受験料が比較的安く、知名度が高いところもメリットですね。
経営には欠かせない簿記の資格。在宅でできる派遣の経理担当など、さまざまな分野で活躍します。
すでに実績がある人なら、2~3級は軽々とクリアできるのではないでしょうか?
参考:日本商工会議所
簡単在宅ワークにおすすめの資格
データ入力やテープ起こしといった、スキマ時間でできる副業も、資格があると見つかりやすいです。仕事探しばかりに時間を消費しないためにも、1つ肩書を持っておくのはどうでしょうか。
タイピング技能検定
インターネットでいつでも受験可能な、タイピング技能検定。タイピングスキルに合わせて、8級から特級までチャレンジできます。
在宅ワーカーならほとんどの人がタイピングに自信を持っていると思いますが、その技術を証明できる資格を提示できれば、仕事も決まりやすいですよ!
企業側から見ると、横並びの人材がそろっていれば有資格者を採用したいものですよね。
初歩の初歩である8級は、腕試しとして無料受験できます。練習問題などもあるので、自分の技術がどのレベルなのか知りたい人にもおすすめです。
テープ起こし技術者資格
音声を文章にする上で欠かせないのが、テープ起こしの技術です。慣れれば誰にでもできる仕事なのでなおさら、スキルを目に見える形で提示できると仕事が決まりやすいですね。
タイピング技能検定と同じく、こちらもオンラインでの受験が可能です。
副業として人気が高いお仕事です。最近では、動画の文字起こしという案件も増えているようです。
テープ起こし技術者資格試験は、1度失敗しても2回目までなら無料で再受験できます!
資格取得のメリット
これならチャレンジできそう!という資格・検定は見つかりましたか?最後に、資格を取得しておくメリットについて簡単にお伝えします。これがあなたの背中を押すことになるかも!?
仕事の幅が広がる
仕事に困っていても、まったく未知の分野には手を出しづらいですよね。未経験で仕事がもらえるかどうかはわからないですし、応募するだけ時間のムダになってしまうのでは?という心配もあるでしょう。
新しいジャンルの仕事に挑戦したい気持ちがあるなら、先に資格を取得しておくことで、自信を持って仕事を探すことができます。
これまでの仕事では、今以上の収入は望めそうにもないというケースでも、資格を取得すれば高収入の仕事も探しやすいでしょう。
仕事が決まりやすい
当然ですが、在宅ワークは無資格でもできます。私はフリーライターですが、これぞまさに資格不要な仕事の代表という感じ。
ただ、無資格なだけあって、ライティングでまともに稼げるようになるまでは時間がかかりました。仕事をしながら勉強させてもらっていた感じでしたからね。
資格取得のための勉強は、未経験でもまったくの素人ではないところまで自分のレベルを上げることができます。
どんな企業でも、未経験+素人に仕事を任せるより、経験者か専門知識を持った人にお願いしたいに決まっています。
まず資格を取得しておくことで、ゼロからのスタートをレベル2〜3くらいまで一気に押し上げることができるのです。
報酬が高くなるケースも
在宅ワークの案件には、有資格者歓迎・有資格者優遇というものもたくさんあります。仕事が決まりやすいだけではなく、スタート時の報酬が少し高くなっていることも!
せっかくスキルや経験があるのに、無資格者として最低ラインからのスタートというのはもったいないですよね。
仕事ができる・できないは本人の腕1つで、資格があるかないかは関係ありません。ですが、資格を持っていることで少し有利になるケースがあるのは、まぎれもない事実。現在のスキルで取得できそうな資格があるなら、チャレンジして損はないと思います!
【まとめ】在宅ワークするなら資格があるとだんぜん有利!
在宅ワークは、クライアントと労働者の顔が見えない関係で成り立ちます。直接話すこともほぼありませんし、お互いがどんな人かわからないままで仕事が進んでいくことがほとんどです。
だからこそ、あなたのスキルを証明できる資格が役に立ちます。
なかなか仕事が決まらなくて困っている人、自分のスキルをもっと磨きたい人は、プライベート時間を少し使って資格取得にチャレンジしてみましょう!
『Cozy Home』
管理人:naka
お酒と映画と本をこよなく愛するフリーライター。3児を育てるシングルマザーです。