フリーランスの働き方が気になっているけれど、そもそもフリーランスってどういう形態?個人事業主や派遣とどう違うんだろう?
と、疑問に感じていませんか?

こんにちは。フリーライターのnakaです。
フリーランスという働き方が世の中に定着して、はや数年…数十年?
現代社会では「私フリーで〇〇の仕事をしています」と言っても、特に警戒されたり不審がられたりしなくなりました(相手の年代にもよりますが)。
とはいえ、まだまだマイノリティから抜け出せないのが、フリーランスです。
この記事では、フリーランスとは何か?というところから、個人事業主や派遣社員との違いなど、フリーランスについてのさまざまな疑問を解消していきます。
フリーランスとは何か
フリーランスとは、企業や組織に属さない働き方をさします。
フリーランサーの仕事は、個人で業務案件を受注し、成果物を出して報酬を得ることで成り立っています。アルバイトやパートで働いて給与を得るフリーターとは、そこが違います。要するに、誰にも雇われないということですね。

すべて自分の裁量で働けるという自由度がある反面、すべて自己責任というリスクもあります。

もともとは中世ヨーロッパの、どの勢にも属さない雇われ兵士からきている言葉なのだそうですよ。アーサー王と共に戦ったランスロットも、もともとはフリーランサーだったのかもしれませんね。
広く社会に認知されてきたとはいえ、フリーランスは収入の幅が大きく保証もないため、会社員と比べると信用度は大きく落ちます。
住宅ローンやクレジットカードの審査が不利になるというのは、残念ながら事実といえるでしょう。
フリーランスとはどんな仕事をしている人なのか
組織に属さず働いている人なら、誰でもフリーランスです。ここでは、これからフリーランスになるための仕事を4つ紹介します。
※医師や弁護士、スポーツ選手、タレントといった仕事は除外します。
IT関係

2020年のコロナ禍で、場所を定めずに仕事ができることを改めて認識した人も多かったのでは?
IT関係の仕事は、そのほとんどがオンラインで完結します。自宅がそのままオフィスになるというメリットも、あわせ持っている職種です。
- プログラマー
- システムエンジニア
- Webデザイナー
- 動画編集者
IT関係の仕事は、当分なくなりそうにありません。現代社会では、すでに生活に密接しているものですから、スキルがあればフリーランスで働くことは充分可能だと思われます。

ライター

こちらも、現代ではほぼWeb媒体の記事がメインです。
出版社から依頼をされて編集者やカメラマンと打ち合わせをして取材に出かけて…といった小説に出てくるような仕事は、かなり限られているでしょう。
Webメディアのライティング案件は幅広く門が開かれているので、まったくの未経験から始めることも可能です。特別なスキルはいりません。

かくいう私自身も、はっきり言って素人です。フリーライター歴は決して短くはありませんが、もともとはまったく畑違いの美容系サービス業をしていましたからね^^
ただ、情報受信の場が文章から動画へと変化してきているのは、肌で感じます。またはSNSですよね。
Webサイトの全盛期は平成後期で終わってしまったのか…?いや、言葉と文章がこの世から消えることはないはず!なんて、日々葛藤しています><
イラストレーター

最近、Twitterの連載漫画が増えましたよね!
話題になって書籍化…というのもよく聞きます。私は「おじさまと猫」が大好きで、コミックス全巻買いました^^
イラストレーターというと、やはり依頼をされて希望通りの絵を描くというイメージですが、近年ではそれも多様化しています。
もちろん、メインの仕事は依頼された絵を描くところから始まるのでしょうが、趣味から実益になるのもイラストの強みですよね。
YouTube広告にも漫画仕立てのものが増えてきているので、これからも需要は伸びそうです。

ネットショップ

これもなかなかマイノリティですが、1日の大半をモノづくりに集中できる人には向いています。
2020年春のコロナ禍によるマスク不足では、たくさんの人が手作りマスクを販売していましたよね。それも、ちょっとびっくりするようなクオリティの高さだったり…。
マスクに限らず、手作りアクセサリーや入園入学グッズ系は需要がありそうです。
専業にするのはちょっと心もとないですが、手芸が好きで1日中熱中できる!という人は、良い副業になるかもしれませんね。
フリーランスとは個人事業主ではないの?
フリーランスと個人事業主。
なんとなく、フリーランスの方が自由気ままで個人事業主はオフィスを構えて働いているイメージがありますが、仕事の形態としてはまったく同じ(組織に属していない)です。
違いは、開業届を提出しているかどうか。

住んでいる場所(または事務所がある場所)の税務署に開業届を出すと、個人事業主になります。法人ではなく個人として独立して、何らかの仕事を継続して行っているという定義があります。
ただ、開業届を出して屋号を持って仕事をしていても、仕事を聞かれた時に「個人事業主です」とはあまり言いませんね。
中身は変わらないフリーランスと個人事業主ですが、フリーランスの仕事を収入のメインとするのであれば、開業届は出しておいた方が何かとメリットがあります。
フリーランスと派遣の違いは?
フリーランスと派遣社員の違いは、企業と雇用契約を結んでいるかどうかです。
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び派遣会社から指定された職場で働きます。派遣された職場の就業規則にのっとって一定期間働くものの、属しているのは派遣会社ということになります。

フリーランサーが企業から仕事を依頼された場合、それは「雇用」ではなく「請負」「委託」という契約になります。依頼されたもの(成果物)に対して報酬が得られるため、働き方は自由。本人次第で、収入が大きく変わるところがメリットであり、またデメリットでもあります。
近年では、派遣社員でも在宅ワーク可という企業も増えてきました。正社員として働くことはできないけど、フリーランスになるのは不安…という人に注目されています。
フリーランスに向いている人いない人
突然ですが、私は自分で「フリーランスに向いていないかも?」と思うことがあります^^;ここで、どんな人がフリーランスに向いているのかまとめてみました。
フリーランスが向いている人
私が思う、フリーランスに向いている人というのは以下のタイプです。
…と、いくつかあげてみて自分が当てはまるのは【5】だけのような気がしてきました(笑)
どんなに気分が乗らなくても面倒でも、とにかく仕事をしまくらないと家族が生活できない!という人は、結構がむしゃらに働けるのではないかと思います。もちろん、これは企業に勤めている人でも同じですけれど。
自宅兼オフィスで、1日中家から出ないで働く場合、自分でスケジュールや時間をきちんと管理して、モチベーションを維持しつつコツコツと働くことが求められます。オンオフの切り替えが自分でしっかりできる人は、フリーランスに向いているといえるでしょう。

在宅ワークという働き方が広まりましたが、実は「在宅ワークはモチベーションが下がる」という調査結果も出ています。なかなか難しいものですよね…。
フリーランスが向いていない人
一方で、フリーランスになるとちょっと苦労するかも…?と思うのは、以下のタイプ。私はかなり当てはまるので、はっきり言って苦労しています。
切羽詰まってようやく焦りだすタイプや、もともと短期集中型という人はフリーランスに向かないかもしれません。
子どもが学校に行くことで、決まった時間にどうにか起きているような状態の私は、実はフリーランスには向いていないのです。どうしても集中できない時は、一旦席を外してしまいますしね。
それでも3年以上フリーライターとして生計を立てているので、やればできないことはない!とも思っています。
【まとめ】フリーランスとは何ですか?
フリーランスとは、法人個人と雇用契約を結ばず、自分のスキルを提供して報酬を受け取る働き方です。現段階で何のスキルも持っていなくても、これから身につけることは可能ですし、働けば働くほど収入が増えるというやりがいもあります。
ただし、仕事の依頼がなければ無収入です。
フリーランスへの転身を考えている人は、まずは「副業」として、自分のスキルがどれだけの収入につながりそうか、様子を見てみるのも良いのではないでしょうか?


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管理人:naka
お酒と映画と本をこよなく愛するフリーライター。3児を育てるシングルマザーです。