突然ですが、私はパソコンのスペシャリストでもなければ経験のあるベテランライターでもありません。
もともと、美容系サービス業界で働いていた、普通の人です^^; オンラインワークの仕組みも知らなかったし、自宅で完結する仕事だけで食べていかれるなんて、想像したこともありませんでした。
こんにちは、フリーライターのnakaです。
このコラムでは、在宅ワークの「ざ」の字も知らなかった私が現在フリーランスの在宅ワーカーとして生活している、そのいきさつを紹介していきたいと思います。
在宅ワークやらフリーランスやらWebライターやら、興味はあるものの、その1歩を踏み出せない人も多いですよね。
…と、始める前は私も思っていました。
そんな、ド素人の私が4年間でフリーライターとして生計を立てているのですから、やろうと思えば誰にだってできる!と声を大にしてお伝えしたい!
興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください♪
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仕事として在宅ワークを選んだ理由
母親になる前、私はネイリストとして仕事をしていました。
技術者としてサービスを担当するだけで、顧客管理や経理事務などは一切ノータッチ。なので、当時働いていた店ではパソコンに触ることすらありませんでした。
予約とか指名はホワイトボードに書いて管理されていたんですが、20年前はそれが普通だったと思います^^;
結婚⇒出産を経て、その後は完全な専業主婦です。
3人目の子どもが幼稚園に入園するタイミングで、落ち着いたら仕事したい欲求がムズムズし始めたものの、ネイリストとして復帰するにはかなり厳しい状況…。
特に、仕事を辞めてから10年くらい経って、ネイルの主流がジェルになってしまったのは正直イタかったですね…。だって、私が現役で働いていた頃はネイルチップやスカルプチュアしかなかったので^^;
これから勉強し直すのか…というのも、ハードル高かったです。
そこで、インターネットの求人サイトやLINEで仕事を探し始めたのですが、もちろん初めから在宅ワークを検討していたわけではありません。
たまたま、自宅でできるブログ作成のお仕事みたいなやつが目に留まったというだけなんです。
あやうくダマされそうになる
なんとなく目に留まったブログ作成のお仕事というのがどんなものだったのか、細かいところは思い出せません。
なぜなら、とんでもない詐欺(?)に引っかかるところだったので、そっちの方がインパクトが強く残っていて…。今から考えても、結構コワイ><
これだけなら別に難しくも何ともなく、日記や手紙を書くような感覚でまず5本書いてみて下さい、と、まぁこういうわけです。
当時は在宅ワークがどんなものなのか知らず、料金相場や仕事の進め方もサッパリだったので、いわれるまま作業を進めました。
今思えば絶対におかしいんですが、その仕事、毎日担当者から電話がかかってくるんです。で、記事のフィードバックみたいなものがあるのですが…。
その人、とにかくホメまくるんですww
ここで変だと思ってさっさと見切りをつければ良いものの、文章を書くという作業が、私にとってすごく面白かった!あの怪しげな仕事が現在の私につながっているといっても、過言ではありません(笑)
約束の5本を書き終わって、担当者がまた電話をかけてきて、ここから正式な仕事が始まるのかな?と思いきや、です。
「誰でも簡単にできる広告の仕事をしてみませんか?」
はぁ~?話が違うじゃん!
と、思うのが普通の人。
基本的に好奇心旺盛な私は、どういう内容なのか気になって時間をとって仕事の説明を受けました。←トホホな奴ですよね、ホント。
作業内容はブログ作成と同じで、自分だけの専用ページを持って楽天市場の商品を自由に売る、と。収益は自分だけのものだし、どんな風に商品を紹介しても何をしてもOKとのこと。
おかしいでしょ?
しかも、専用ページのシステム構築に30万円だか35万円だかかかるっていうんですよ。もちろん、これは先行投資。
世間知らずな私は、これが詐欺まがいの手口だとはわからなかったのですが、そもそもお金がないからやらないと断りました。当時は専業主婦でしたのでね…。
もし、すっごくお金に余裕があったらトライしちゃったかもしれませんよね。
その後も、その怪しげな企業からは何度か着信があったのですが、気持ち悪いのでブロック。
結局、初めに書いたブログの分も報酬もらってないんじゃ?と、今これを書いていて思い出しました!とんでもない時間のムダだったけど、在宅で記事を書く仕事というものに出会うきっかけになった体験です。
在宅ワークに絞って仕事探し
完全在宅で記事作成をする仕事があるということを知った私は、それからは在宅ワークに切り替えて仕事探しをすることに。
子ども3人の母親にとっては、学校や幼稚園の行事に合わせて働くこともできるし、子どもが家に居ても働ける在宅ワークは、目からウロコの奇跡のような仕事に思えました。
当時はクラウドソーシングサービスに登録するという知識がなく(いや~、ほんと世間知らずでお恥ずかしい)、地域の求人サイトから在宅ワーク×ライティングを探していたのですが、これが意外にそこそこ載っていたんですね。
観光スポット紹介記事は、昨今ではめったに聞かなくなりましたが「〇〇という言葉を全体の△%入れること」みたいなルールがあったり、画像をTwitterから埋め込んだりと、なかなか面白い経験になりました。
Webライティングに関しては右も左もわからなかったので、今から思えば結構コスパが良くない仕事も頑張ってやっていたかも…。
子育てブログに関しては、文字数だけ指定があって後は好きなように書いてOKな仕事でしたけど、10本書いて2,000円くらいでしたからねww
いや本当、無知って怖いです。
逆に、これだけ世間知らずで回り道をしまくったからこそ、「私ができたんだからあなたにだって絶対できる」といえるんですけどね^^;
クラウドワークスで仕事を始める
もっとたくさん仕事がしたい!と思っていろいろ調べ、クラウドワークスに登録することにしました。
初めは手あたり次第…ともいかなかったですが、できそうな仕事は片っ端から応募して毎日のように記事作成をしてましたね。
なにせ、すごく楽しかった!もともと本の虫で、手紙やメールを出す時もそれなりにきちんと考えて書いて見直すタイプでしたから、長い文章を書くこと自体はまったく抵抗がなかったわけです。
量をこなせばそれなりに稼げると知って、思い切って開業届を出したのもこの頃。
そして、クラウドワークスに登録して数ヶ月、出会ったのが「記事検収・校正」の仕事です。
ライターさんが書いた記事を読んで、間違ったところを修正したり書き直しの指示を出したり…というものです。
なんか「編集者」って感じがしてカッコ良い!やってみたい!と即座に飛びつきました。
ライターさん数名を受け持たせて頂き、提出された記事を読んではフィードバックをする繰り返し。
業務委託契約で時給制の仕事という、今から思えばクラウドワークスでもなかなかお目にかかれない案件だったと思います。
楽しかったし勉強にもなる仕事だったので、働くのが楽しくて楽しくて!もしかすると、あれが私の「家庭をかえりみない仕事人間」になる分岐点だったかも…T T
ところが、何ヶ月か続けていくうち、この仕事の大きなデメリットに気づいてしまいました。
ライターさんが記事を提出してくれないと仕事がない!
自分で記事を書くわけではないので、どれだけ仕事がしたくても、ライターさんの提出待ちなんです…。悲しいことに、1~2日まったくやることなしという時もありました。
大胆にも仕事を要求する!?
わりとオープンな仕事環境だったからか、私が世間知らずで怖いもの知らずだったからか、上司に「もっと仕事したい!」「担当のライターさん増やして欲しい!」と直訴。
もしかすると管理職の間では「naka、ちょっと面倒くさいワーカーだけどどうするよ?」なんて密談されてたかもですね^^;
直訴が功を奏したのか厄介払いされたのかはわかりませんが(?)、そこで私は部署を変わることに。
美容系サイトの編集という仕事で、すでに公開されている記事を直したり、ライターさんに渡す記事の構成や指示を作成するのがメインになりました。
この仕事を通して、Webサイトの仕組みやSEOを学びました。この時の経験がすべて、私の仕事の土台になっています。
もちろん完全オンラインでしたが、チャットで頻繁にやりとりし、Skypeでミーティングをし、1日10時間以上働いていたのではないかと思います。あの頃からずっと、心の中で「子ども達ごめん!」と謝っているような…。
働きたい情熱があるなら、思い切ってそれをアピールするのも悪くないかもしれません。人生、どう転ぶかわかりませんからね。
もともとインターネット云々に関しては完全な傍観者でしたから、officeツールすら満足に扱えないという情けなさ。スプレッドシート(Excelのようなもの)のセル内改行の仕方も知りませんでしたからねw
まぁ、よくサイト運営に関わる仕事なんてできたな…と今にして思います^^;
山あり谷ありのフリーライター生活
生活の大半を傾けていたWeb編集者の仕事は、会社都合でサイト打ち切りになった時点で終了しました。
実はその前から、また「ただ書くだけの仕事がしたい」と思い始めてクラウドワークスで仕事を探し、スキマ時間で細々とライティングをしていたので(欲張り…><)、急にメインの仕事がなくなって途方に暮れたということもなかったんですが、収入は激減。
さらにライティング案件を探して仕事を増やし、どうにか在宅ワークのみで生活を支えるという、半ば綱渡りのような日々が続きます。
実はこの頃、シングルになって子ども達と新生活をスタートさせたところだったので、ほんと大変でした…。
結局、1日10時間働けるような、しかもサイトの運営に関わるような密度の濃い充実した仕事には、あれ以来出会っていません。
でも、経験してきたからこそハッキリいえることが1つ!
自分ができる案件でそれほど高望みせず、とにかく働く覚悟で挑めば、生活自体はなんとかなる!
それと、知らないことが多すぎるからって尻込みせず、やってみたければ挑戦してみることです。
それでダメ出しされても注意されても、オンラインの在宅ワークなら切り替えも簡単。失敗を前向きに生かすことができる、ある意味で貴重な働き方だと思います。
【まとめ】在宅ワークだけのフリーランスは誰にでもなれる!
当サイトの他の記事でも、私は「在宅ワークだけでも食べていける」「やろうと思えば誰にでもやれる」とお伝えしています。
私の場合はフリーライターですが、プログラマーでもイラストレーターでも翻訳家でも、根本は同じこと。仕事をしたい気持ちが強くて、ちょっとしたことには凹まずに貪欲に仕事に食らいついて働いていけば、道は開けるんじゃないかと思っています。
現在は、お付き合いが続いているクライアント数件からライティングの依頼を受けたり広告関係の仕事をもらったりしながら、自分でサイトを運営している毎日。
ここまでくるのにも、それなりにいろいろとあったんですが、また別な機会に暴露話をしますね。こんな私の仕事話で、「これなら自分にもできるかも!」と少しでも多くの人に勇気を持ってもらえたらと思います^^
『Cozy Home』
管理人:naka
お酒と映画と本をこよなく愛するフリーライター。3児を育てるシングルマザーです。