在宅ワークができる派遣社員の募集はない?
派遣社員はやっぱり出社しなければ駄目?
…と、困っているみなさん。
コロナ禍でテレワーク・リモートワークが注目されている中、在宅勤務ができるのは正社員だけで派遣は出社しなければならない…という嘆きが聞かれるようになりました。
こんにちは。フリーライターのnakaです。
派遣社員でも在宅ワークしたい!どうして派遣は在宅勤務ができないの?と不満に感じている人も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、派遣社員でも在宅ワークをすることはできます。
ただし、今現在派遣社員として企業で働いている人が在宅勤務に切り替えるのは、ちょっと難しいかもしれません。
ポイントは、初めから完全在宅ワークができる派遣サービスに登録して仕事を探すことです。
早速、詳しく見ていきましょう!
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派遣社員が在宅ワークできないのはなぜ?
「うちの会社では、部署によっては在宅ワークOK。でも在宅で仕事ができるのは正社員だけで、派遣社員は出社を義務付けられています…」
という、派遣社員の嘆き。
気持ちはわかりますが、これは正社員と派遣社員とを差別しているわけではなく、純粋に契約上の問題です。
人材派遣会社と派遣先の企業との契約では、労働者派遣法に基づいて「就業する場所」が定められています。多くの場合、派遣先企業が職場になりますよね。そのため、派遣社員が「在宅ワークに切り替えて欲しい」と願い出ても、すぐに「はい、良いですよ^^」とは言えません。契約上の縛りがあるからです。
派遣労働者の就業場所を変更するためには、労働者派遣契約を変更しなければなりません。
派遣社員が在宅ワークを許可してもらえない背景には、法律と契約という高い壁があるんですね…。
派遣社員だけど在宅ワークってありなの?
初めから在宅ワークOKとしている派遣社員の登録企業もあります!どういう形で働くことになるのか、代表的な例を見てみましょう。
完全在宅or一部在宅可能
面接や研修を含め、何から何までオンラインで完結するという、完全在宅ワーク。従来の派遣社員の給与相場と比べると少し時給は安くなりますが、とにかく在宅ワークにこだわりたいという人におすすめです。
勤務時間にもよりますが、福利厚生の面も通常の派遣社員と同様。フリーランスで在宅ワークをするのとは違い、しっかり保証に守られているところがメリットです。
また、出社あり×在宅ワーク可能という求人も最近は増えてきましたね。面接や研修はもちろんのこと、通常業務に入った後も週に何回かは出社する必要があります。
業種は限られる
在宅ワークができる派遣社員の業種は、かなり限られるようです。
データ入力や資料まとめのような、ひたすらコツコツと進める事務作業が多いですね。その他、メール対応や自宅でテレアポといった仕事も見かけます。
案件は少ないですが、Webディレクターやデザイナーといったクリエイティブなお仕事も。
ただ、スキルが重要視される仕事はクラウドソーシングで案件を探し、クライアントと直接やりとりをする形の方が高額報酬をねらえるかもしれません。
人によっては「合わない」と感じることもある
出社ゼロで、オンラインでのサポートを受けながら1人でやる仕事は、かなり孤独なものです。仕事を片付けるスピードの目安もわかりませんし、ちょっとした疑問を「これ聞いて良いのかな?」と迷うこともあるでしょう。
同時期に派遣された人と会うことができないので、悩みや不安があっても自分で解決しなければならないんですよね。
この働き方は、合う合わないがあります。
自信がない人は、まずは出社ありの在宅派遣サービスで様子を見た方が良いかもしれませんね。
【おすすめ】派遣社員で在宅ワークできる派遣登録サービス3選
ではここで、在宅ワークができる派遣登録サービスを紹介します。おすすめは、おうち派遣・在宅派遣・アデコの3社です!
おうち派遣
登録から研修、実際の業務まで100%在宅可能なのが、ランスタッドの【おうち派遣】です。
全国展開している派遣サービスなので、地元にランスタッド支店があれば直接会うこともでき、さまざまなサポートで不安を解消。もちろん、派遣先企業との顔合わせ(オンライン)の時も担当スタッフが同席してくれます。
派遣社員デビューをするには、ぴったりの派遣登録サービスですね。
また、テレオペやデータ入力といった初心者向けの仕事も多数。特別なスキルがなくても、しっかり研修を受けて取り組むことで、立派な派遣社員を目指すことができますよ!
仕事に必要な機器を持っていない場合は、レンタルも可能。インターネット環境を整えるだけでOKというのも大きな魅力ですね。
参考:おうち派遣
在宅派遣
キャスターの【在宅派遣】は、どちらかというとIT関係に強い派遣社員経験者におすすめの登録サービスです。
それなりのスキルを持った人に向いている仕事が多く、時給もだいたい1,500~2,500円と高め。中には3,000円を超える案件もあります。
スキルや経験があるのにそれを生かせていない人や、地元で仕事が見つからない人、在宅ワークをするために現在の派遣先を辞めたいという人には、やりがいのある仕事が見つかるかもしれません。
逆に、まったくの未経験者さんにはちょっと難しいかも…?という印象です。
参考:在宅派遣
アデコ
総合人材サービスの大手企業【アデコ】では、完全在宅/基本在宅/一部在宅可の3種から仕事を選ぶことができます。
在宅ワーク未経験でちょっと自信がない人や、1人で黙々と作業を進めるのが苦手な人、在宅と通勤を半々くらいにしたい人におすすめですね。
職種はさまざまで、テレオペや事務といった一般的な仕事からWebサイトに関わる専門的な仕事までそろっています。完全在宅よりも、出社ありの在宅勤務の方が求人が多い印象です。
派遣先の職場情報(年齢層や雰囲気など)を細かく紹介してくれているところも、ポイント高いです!
参考:アデコ
派遣で在宅ワークする時の注意点
派遣社員として在宅ワークをすることは可能!ですが、登録する前にいくつか注意しておきたいことがあります。順番にチェックしていきましょう。
契約上の注意点
派遣社員の経験がある人なら知っていると思いますが、派遣社員は「労働者派遣法」という法律にもとづいた契約になります。
派遣社員が在宅ワークをする場合、派遣労働者が就業する場所は労働者自身の自宅です。そこがはっきりしていないと、完全在宅ワークのつもりだったのに出社の必要があると後から言われてしまった…といったトラブルになることも。
就業場所の他、契約期間についても事前にしっかり確認してくださいね。
拘束時間の注意点
一般的な在宅ワークと違い、派遣社員の場合は拘束時間が決められています。求められた作業をこなしさえすれば好きな時間に働ける、というわけにはいきません。
あくまでも出社をしないだけであり、内容は従来の派遣社員と変わらないので、その点は注意してください。
経費は自分持ち
在宅ワークのデメリットといえば光熱費!
パソコンや部屋の電灯などは微々たるものですが、真冬の暖房や真夏のエアコンとなると、光熱費もバカになりません。細かいところを追加すると、水道代も増えますしトイレットペーパーの減りも早くなります。
派遣社員の場合、これらはすべて自分持ち。フリーランスなら確定申告の時に事業分だけを経費として計上することができますが、派遣社員はそれができませんT T
ランチ代を節約して家にあるもので済ませる…くらいしか解決法がないですよね。
ネット環境の注意点
オンライン完結の完全在宅派遣社員に求められるのは、まずネット環境の整備です。
パソコン本体、wifi、Webカメラやマイク(面接やミーティング用)は在宅ワークをする前にそろえておきたいですね。小さなノートパソコンでは、規定の作業ができない可能性もあります。立派なデスクトップパソコンとまではいかなくても、マウスつきのノートパソコンくらいはあった方が良いかもしれません。
パソコンのメモリ容量や、wifiの通信速度も気にしておきたいところ。パソコンの処理能力が低いせいで作業が進まず、あなた自身が「仕事ができない人」と思われるのは避けたいですよね!
すぐには仕事が決まらないことも…
在宅ワークありの派遣社員登録サービスを利用しても、すぐに仕事が見つかるわけではありません。
業種・曜日・時間などを細かく絞ると、該当する仕事自体がない!ということも。ある程度は妥協して、「頑張れば出来そう」くらいまでハードルを下げることも大事です。
【まとめ】派遣社員でも在宅ワークできる!まずは登録しよう♪
派遣社員として働くには、派遣先の職場に通わなければならない…と思っていた人も多いでしょう。
ですが、現代ではそれが当たり前ではなくなりました。一般企業でもリモートワークが増える中、初めから在宅だけでできる派遣のお仕事も多くなってきています。
在宅ワークはしたいけれど、保証がないフリーランスは怖いという人。
派遣社員歴が長くてスキルもあるけれど、派遣先が見つからないという人。
いきなり完全在宅は不安だから徐々に始めてみたい人。
在宅OKの派遣登録サービスを利用して、自分にぴったりの仕事を探してみましょう!
『Cozy Home』
管理人:naka
お酒と映画と本をこよなく愛するフリーライター。3児を育てるシングルマザーです。