在宅ワークのメリットデメリットが気になる。
在宅ワークを始めたいけど、自分にできるだろうか？
こんな悩みをかかえていませんか？
在宅ワークに興味があるものの、メリットよりデメリットのほうが大きいのでは？と心配している人も多いでしょう。
この記事では、在宅ワークを始める前に知っておくべきメリットとデメリットをくわしく解説しています。
自分に合った方法で在宅ワークを始め、無理なく収入を増やしていきましょう。
とにかく自由度が高い！在宅ワークの5つのメリット
在宅ワークのおもなメリットを、5つに分けて解説します。
通勤にかかる時間が勤務時間になる
在宅ワークのメリットのひとつに、通勤不要という点があげられます。
交通費の節約になるのはもちろんのこと、移動にかかる時間が一切なくなり、その分を勤務時間に当てることができます。
悪天候の日の通勤や満員電車の利用など、通勤につきもののデメリットと無縁なのが、在宅ワークの魅力です。
勤務場所や時間を自由に選べる
在宅ワークのメリットは、勤務場所や時間を自由に選べる点です。
自宅だけではなく、気分転換に近所のカフェで仕事をしたり、コワーキングスペースを利用したりもできます。
引っ越しやパートナーの転勤などがあっても、仕事を続けられるのも在宅ワークの利点です。
また、多くの在宅ワークは成果報酬型なので、稼働時間を自由に決められます。
日中は学校に通っているという人や家事や育児で忙しい人でも、空いた時間でお小遣い稼ぎができるでしょう。
ランチ代や衣服代などを節約できる
在宅ワークは、ランチや飲み会、オフィスウェアなどにかかる出費を節約できるのがメリットです。
在宅勤務なら食事は自宅で済ませ、普段着で仕事をすることが可能だからです。
食事補助や制服貸与などの福利厚生がない企業に勤めると、このような出費は思いのほか大きいものです。
また、毎朝のヒゲ剃りやメイクなどの身支度に手間がかからないのも、メリットのひとつといえるでしょう。
人間関係のストレスが減る
在宅ワークのメリットとして、人間関係のストレスが減るという点があげられます。
在宅ワークは、職種によっては同じ業務を複数人で進行することもありますが、基本的にひとり勤務です。
相性が合わない人とのコミュニケーションや飲み会などの付き合いから解放されることで、ストレスがたまらなくなるでしょう。
働けば働くだけ稼げる
在宅ワークは、働けば働くだけ稼げる点がメリットです。
なぜなら、ほとんどの在宅ワークは固定給ではなく成果報酬型だからです。
正社員やパートで雇用されている場合、どれだけ収入を増やしたくても限界があります。また、成果を上げても給料が劇的に上がるということはありません。
在宅ワークは成果次第で収入が増えるため、やりがいを感じられるという魅力があります。
致命的な問題点も…！在宅ワークのデメリット5つ
在宅ワークのデメリットを、以下の5つに分けて解説します。
仕事とプライベートの線引きが曖昧になる
在宅ワークのデメリットは、仕事とプライベートの線引きが曖昧になってしまう点です。
生活空間での勤務は、仕事だけに集中するのが難しいからです。
集中力が途切れてスマホを見てしまったり、部屋のほこりや汚れが気になって掃除を始めてしまったりと、誘惑に負けることも多いでしょう。
仕事とプライベートの線引きができないと、モチベーションが下がるリスクもあります。
希望の職種があるとは限らない
在宅ワークは、希望の職種があるとは限りません。
完全リモートで仕事をするという性質上、対面でなければ成立しない職種は含まれないからです。
在宅ワークをしたくても、募集されている職種に関する知識やスキルがなく、あきらめざるをえないというケースもあるでしょう。
スキルや経験がなくてもできる簡単な仕事は、報酬が低いというデメリットもあります。
リモートでのコミュニケーションが難しい
在宅ワークのデメリットのひとつに、コミュニケーションの難しさがあげられます。
在宅ワークはオンライン上でのやりとりになるため、メールやチャットで連絡を取り合うことがほとんどです。
連絡のタイミングやレスポンスの速度、指示に対する理解力、質問の仕方など、注意を払う点が多くストレスを感じることもあるでしょう。
コミュニケーションがうまくいかないと仕事がしづらくなり、ミスが発生するなど新たなデメリットにつながります。
仕事の保証がない
仕事の保証がない点が、在宅ワークのデメリットのひとつです。
なぜなら、在宅ワークの多くが成果報酬型で、ひとつの案件ごとに契約をするケースがほとんどだからです。次の契約の保証がないため、つねに仕事を探さなければなりません。
ある日いきなり仕事がなくなるリスクは、在宅ワーク専門のフリーランスにとって致命的な問題です。
収支の計算や確定申告が面倒
在宅ワークのデメリットは、経理事務を自分でおこなわなければならない点です。
なぜなら、在宅ワークは労働者と企業が直接取引をする形態であり、雇用されるわけではないからです。
自宅で仕事をする場合は家賃や水道光熱費から経費になる分を計算し、報酬から経費を差し引いて確定申告をしなければなりません。
在宅ワークを導入する際のポイント5つ
在宅ワークを導入する際の、5つのポイントを紹介します。
仕事用パソコンと各種ツールの設定
在宅ワークを導入する際は、まず仕事用のパソコンを確保する必要があります。
家族用のパソコンやタブレットではじゅうぶんな仕事ができない可能性があるため、使いたいときに自由に使える端末を1台準備しましょう。
MicrosoftOfficeやGoogle、ChatWork、Slack、zoomなどクライアントの希望に応じた各種ソフト、ツールを導入する準備も必要です。
ワークスペースの準備
在宅勤務をスムーズにおこなうためには、ワークスペースの確保が重要です。
可能であれば仕事専用スペースを設け、仕事に集中できる環境を整えましょう。
その都度空いている場所やベッド、ソファなどで仕事をすると作業効率が上がらず、モチベーションが低下するデメリットも発生します。
仕事を探す手段を確保
在宅ワークを導入する際、仕事を探す手段を確保しておくのが重要です。
ワーカーと企業を結ぶクラウドソーシングサイトやマッチングアプリ、在宅ワークOKの求人があるサイトなど、案件が多く掲載されているサービスを選び、登録をしておきましょう。
個人サイトやSNSから仕事を探すのは、詐欺案件に引っかかるリスクがあるので注意が必要です。
具体的なスケジュール設定
在宅ワークには、自己管理が欠かせません。そのためには、つねに具体的なスケジュール設定が重要です。
受注した案件の納期に合わせ、1日のうち何時から何時まで勤務するか、1週間のうち何日を稼働日にするかを細かく決めましょう。
急な予定が入ってしまった場合は、期限までに確実に仕事を完了させるため、その都度スケジュールを練り直す必要があります。
セキュリティ対策の強化
在宅ワークでは、自宅のネットワークを利用するため、セキュリティリスクが増大します。
VPN（仮想プライベートネットワーク）の利用や、アンチウイルスソフトの導入、データの暗号化など、セキュリティ対策を徹底しましょう。
また、クライアント企業のデータポリシーに従い、機密情報の取り扱いにはじゅうぶんな注意が必要です。
メリット・デメリットからわかる在宅ワークが向いている人
在宅ワークのメリットとデメリットを踏まえ、在宅での勤務がおすすめな人をまとめました。
まとまった自由時間を確保できる人
在宅ワークがおすすめなのは、ある程度まとまった自由時間を確保できる人です。
絶対に邪魔が入らない環境と時間がなければ、在宅ワークを続けていくのは難しいでしょう。
在宅で勤務をする上でデメリットが多い場合は、図書館やカフェなどテレワークOKの場所を探してみるのもひとつの手段です。
スケジュール管理や計画を立てるのが得意な人
スケジュールの管理や細かい計画を立てるのが得意な人は、在宅ワークに向いています。
なぜなら在宅ワークは、24時間いつでも好きな時間に勤務できるため、自己管理が欠かせないからです。
場当たり的に仕事をしたり面倒な作業を後回しにしたりすると、納期までに仕事が終わらず信用を失う可能性もあります。
ひとりで黙々と仕事をするのが好きな人
ひとりで黙々と仕事をするのが好きな人は、在宅ワークに向いているといえます。
なぜなら在宅ワークは、基本的にひとりでの作業となるからです。
職種によっては複数人でプロジェクトチームを組むケースもありますが、作業自体はひとりでおこないます。課せられたタスクを着実にこなす責任感も必要となるでしょう。
テレワークと在宅ワークの違い
テレワークと在宅ワークの違いをまとめました。
テレワークは会社以外の場所で仕事をすること
テレワークは、インターネットとICT（情報通信技術）を利用し、会社以外を勤務場所とする働き方です。
飲食店やコワーキングスペース、会社の付属施設など、勤務場所はさまざまです。
テレワークをするのはフリーランスだけではなく、テレワークOKの企業に勤める会社員の場合もあります。
在宅ワークはテレワークの一種
在宅ワークはテレワークの一種で、職場を自宅とする働き方です。
ネットとICTを利用して仕事をするのはテレワークと同じですが、どこにも出向かずに自宅で仕事をします。
育児や介護で家を空けるのが難しい人でも、スキマ時間で働けるのがメリットです。
また、自宅家賃や水道光熱費を家事按分として経費計上でき、さまざまな出費を抑えることができます。
【まとめ】在宅ワークのメリットデメリットは自分次第
自由度が高くメリットが多い在宅ワークですが、大きなデメリットもいくつか存在します。
しかし、在宅ワークのデメリットは工夫次第で解消することが可能です。
可能な範囲で勤務時間を確保し、スケジュールをしっかり立てて仕事を進めれば、まとまった収入を得られるようになるでしょう。
在宅ワークには、初心者や未経験者でも受注できる案件が豊富にあります。
まずはお小遣い稼ぎを目標に、在宅ワークに慣れていきましょう。
